gsm は “grams per square meter” の略で、紙の坪量=1㎡あたりの重さ(g)を示します。
数字が大きいほど一般に厚く・重く・コシが強い
傾向です。

ざっくり分かる目安

  • コピー用紙:64–68 gsm(海外は70–80 gsmが多い)
  • チラシ薄手:73–90 gsm
  • 一般的なコート紙:90 / 110 / 135 gsm
  • パンフしっかり:135–180 gsm
  • 名刺・はがき:220–300+ gsm

厚み(μm)との関係(目安)

紙の厚みは『gsm × “嵩(かさ)=バルク”』でざっくり出せます。

  • コート紙の嵩 ≈ 0.9 → 135 gsm ≒ 約120 μm
  • 上質紙の嵩 ≈ 1.0–1.1 → 110 gsm ≒ 約110–120 μm
  • 高嵩紙(バルキー) ≈ 1.3 → 90 gsm ≒ 約120 μm
    ※実際は銘柄や含水で変動します。

日本の「連量(kg)」との換算(目安)

連量=所定サイズの1000枚の重さ(kg)
同じ紙でも基準サイズで数字が変わるので、gsmに直すのが一番公平です。

  • 四六判(1091×788mm=0.859㎡)
    gsm ≒ 連量(kg) ÷ 0.859(→ 連量 ≒ gsm × 0.86
  • 菊判(939×636mm=0.598㎡)
    gsm ≒ 連量(kg) ÷ 0.598(→ 連量 ≒ gsm × 0.60
  • A列本判(880×625mm=0.550㎡)
    gsm ≒ 連量(kg) ÷ 0.550(→ 連量 ≒ gsm × 0.55

  • 「コート**90kg(四六判)」 → 90 ÷ 0.859 ≒ 105 gsm
  • 「マット**135kg(菊判)」 → 135 ÷ 0.598 ≒ 226 gsm(名刺級のしっかり感)

※“GSM”は携帯電話規格(2GのGSM方式)という別意味もあるので、印刷の会話ではgsm=坪量だと覚えておけばOKです。